会員情報

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新 会 員 の 顔 (2022・5・19理事会承認)

新 会 員 の 顔(2022・5・19理事会承認)

根本紫苑(ねもと・しおん)
四角いサボテン(らんか社 2019・10・22)モノクローム・プロジェクト) 読む会所属
推薦=根本正午 秋 亜綺羅
 出会ったときにはすでに別れていました。その、隔たれた距離を詰めるために、日々を費やしています。韓国と日本という二つの国の二つの言語、韓国で過ごしていたころの自分と日本で暮らしている自分などの二重性に揺れ動きながら、出会えない出会いを果たそうとしています。私にとって詩とは、このようなものになります。
 
相原京子(あいはら・きょうこ)
1953年生まれ
横浜市在住
詩集『長者町九丁目』(コスモ書房)詩集『わけ識りの色』(ワニ・プロダクション) 詩誌「詩的現代(第二次)」 横浜詩人会会員
推薦=中田紀子 根本明
 十代の終わりの頃から詩を書き始め
た。都合のため、二十年位、詩を書かなかった。しかし、手元に届く詩集や詩誌を楽しみに読んでいた。
 昨今、再び詩を書くことを始めた。詩作をすることで、自身の思いや考えがより深くなる。納得する詩が書けた時、何物にも代え難い喜びを感じる。読み手との交流は、新しい世界に誘ってくれる。これらの多くの幸を心の糧としながら、詩と共に、しっかりと日々を積み重ねていきたい。

岡部千草(おかべ・ちぐさ)
1950年生まれ
水戸市在住
詩集『言弾』(砂小屋書房)詩集『こころね』『こころね2』(自家版) 詩誌「シーラカンス」 茨城詩壇研究会 日本詩人クラブ
推薦=橋浦洋志 田村雅之
 私が詩と出会ったのは父の書斎でした。本棚の立原道造の詩集をめくっては物思いにふけり、壁に掛っていた鏡に話しかけていました。「あなたはだあれ」と。そして生まれた二編の詩。十七歳の未熟な言葉を父は褒めてくれました。その秋、父は急逝。私の詩心は失せました。そして、半世紀。再び自らに問いながら言葉を並べています。
 ―私にとって、詩とはー
鏡の「わたし」との対話のようです。

小林由美子(こばやし・ゆみこ)
1952年生まれ
長野市在住
詩集『春は・・・』(砂子屋書房) 詩誌「樹氷」 長野県詩人協会
推薦=杉本真維子 田村雅之
 私は年齢に比して詩歴は長くありません。学生時代、文学学校等に出入り致しました頃は詩という概念が自分の中に定着できず、遠い存在でした。偶々ご縁をいただき山本晋二先生ご夫妻とお会いして、言葉は人生そのものである事を実感させていただきました。情熱も揺らぎも言葉に移して、それをまたご自分に戻し、お二人で育てていくようなご様子に初めて詩の形が見えた思いが致しました。
 力もなく不安ばかりですが宜しくお願いいたします。
 
木葉 揺(このは・ゆり)
1973年生まれ
大阪市在住
詩集『アーベントイアー』(七月堂) 詩誌「repure(ルピュール)」 現代詩神戸
推薦=渡辺めぐみ 根本明
 三十歳で結婚して関東へ。ネットで詩を投稿できるサイト、詩のイベントを知り、気軽に参加してみて、詩を書く人たちとの交流が始まりました。そこで詩誌への投稿を教わり、その後は投稿が中心でした。今は関西に戻り、昨年やっと詩集を出させて頂きました。読書は得意でなく、詩の知識も少ないですが、詩を知りたい気持ちはあり、ゆっくり色々な方の詩集を読んでいます。詩は私のたどり着いた場所。私は詩を書く人達が好きです。 

木村孝夫(きむら・たかお)
1946年生まれ
いわき市在住
詩集『福島の涙』『言霊(手作り)』『十年鍋』など 高校時代から書き始めましたが、今のところ長いだけに終わっています。 詩誌「MYDEAR」 日本詩人クラブ会員 詩人会議会員
推薦=渡辺めぐみ 根本明
 私は詩人田中冬二の作品を拝読する機会があり、その詩に影響を受け書き始めました。
 東日本大震災後には、1年過ぎた頃から震災詩を書き続けています。詩を書かなくても読みたいという人もいて比喩などを用いずに書き続けてきましたが、10年が過ぎましたので、少し比喩などを用いて今は書いています。
 また、抒情詩、情景詩と言われる詩も少しずつ書き始めています。

田中啓一(たなか・けいいち)
1949年生まれ
京都市在住
詩集『弥生ちゃん』 詩歴 30歳半ばより断続的に詩作を始めた。50歳半ばからはほぼ定期的に自身のブログに詩を発表して今日に至る。 詩誌「詩遊」 徳島現代詩協会
推薦=中田紀子 根本明
 山上憶良の詩が好きだ。瓜食めばこども思ほゆ栗食めばましてしのばゆ。こどもがひとり生まれてからはいっそう好きになった。こどもが成人した今も好きだ。貧窮問答歌が好きだ。梁塵秘抄が好きだ。
 遊びをせんとて生まれけん。たわむれせんとて生まれけん。遊ぶ子どもの声聞けばわが身さえこそゆるがるれ。
 愛するとはどうゆうことか。定義するのではなく、愛は体験するものである。私は愛の詩を書き続ける。
 
村野由樹(むらの・ゆき)
1952年生まれ
大阪市在住
詩集『渡し舟』(銀河書房)『航海』(銀河書房) 詩誌「銀河詩手帖」「風の音」 関西詩人協会会員 日本詩人クラブ会員
推薦=近藤摩耶 中田紀子
 私が詩と出会ったのは、銀河詩手帖の2005年フェスティバルで、皆さんの詩を聴き「詩はいいものだ」と思った時です。疲れがとれ元気になりました。食物の栄養、休養より詩は心身の栄養になると体験できました。
 好きな詩は長田弘の作品や言葉です。図書館でも、つい借りてしまいます。
 これからも、詩世界を深く味わっていきたく考えています。
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