詩投稿結果発表

投稿数281作品。投稿者194人。多くの方にご投稿いただきありがとうございました。詩投稿第6期(7-9月)の選評および入選作をご紹介いたします。

詩投稿

H氏賞受賞者や日本現代詩人会の会員たちが詩編のアドバイスをいたします。

1期一人3篇までの投稿で、3ヶ月毎に選考し、入選作を選評とともに公開します。

第5期選者(4月〜6月)
・八木幹夫氏

八木幹夫氏
・杉本真維子氏
杉本真維子氏
・石田瑞穂氏
石田瑞穂氏

詳しくは投稿規定をご参照ください。皆様のご投稿をお待ちします。

日本現代詩人会とは

この会は日本の詩人の権益を団体的に守り、現代詩の普及発展のために協力し、国際的活動を推進し、詩人相互の親睦をはかることを目的としています。

詩祭の様子

「詩投稿 第6期」入選作品紹介
Topページに入選作の中から公開します。

ムクドリ――珠望

 

電線の上に並んで
二羽は話しこんでいた
後ろ姿はずいぶん真剣で
尾羽が左右に振れていた
多分あそこのあの木の葉の上で
今時分黄アゲハが羽化を始めたからで
透明なさやからするけるたばかりで
翅は器用にしわくちゃだからだ
かよわい白い腹にやさしく光がともる
あれほどあたたかくて
びくびくするばかりで
くわえるとひりひりするものはない
きがついたらないてたろう
ほんきでせつないものだろう
あまいのに
うまいのに
ほんとうにつらかった

 

雨雑じりの風が
一足先を行く
傘を持たず出かける

 

与える人――サンベック

 

先日、母方のおばあちゃんが亡くなりまして
しばらく会ってないのもあるせいか
割と淡々と受け止めていたのですが、
心が少しずつ、つらいよう、といってきたので
なぜだろうと思い、考えてみましたら
私が小さかった頃になるのですが
どこかブルドックに似た、
体はちっちゃいけど頑固そうな顔の彼女が
これ高いやつだから熱いうちにお食べ、と
自分は一口も食べないで
しきりにお肉を焼いてくれてたのをふと思い出しまして、
それから、もう少し振り返ってみると、
バス代がもったいないからといつも歩いてて、
それなのに我が家に来るときはいつも
どこかで安く手に入れた米や野菜の入った重い荷物を
孫と娘にあげようと両手に引っさげてたのを思い出しまして、
母がそんなのは近くで買えばいいから
わざわざ苦労して持ってこなくていいよと言っても
ちょっとでも安く済めばそれでいいの、と
ぜんぜん聞かなかったこと、
子供の私が生意気なことを言っても
笑って頷いていてくれていたこと、
親戚に自慢の孫だと私を褒めてくれていたこと、
母が、これ生活の足しに使って、と
封筒を渡そうとしたら突き返しながら
親というのは子にあげるもんであって
子からもらうもんじゃないと怒って
ブルドックみたいにむっとしていたのを思い出しまして
そしたらなんだか涙が出まして
なんだかとめどなく涙が溢れまして
おばあちゃん、忘れててごめんよ、ごめんよ、
でも覚えていたよ、会いに行かなくてごめんよ、と
心の中で何度も叫びました

研究活動

詩界ニュース
詩界ニュース(2017年9月30日受まで)最終更新日 2017/11/18
催し・イベント
◇「西日本ゼミナール・滋賀」のご案内最終更新日 2017/11/18

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