詩投稿結果発表

投稿数291作品。投稿者192人。多くの方にご投稿いただきありがとうございました。詩投稿第3期(10-12月)の選評および入選作をご紹介いたします。

詩投稿

H氏賞受賞者や日本現代詩人会の会員たちが詩編のアドバイスをいたします。

1期一人3篇までの投稿で、3ヶ月毎に選考し、入選作を選評とともに公開します。

第4期選者(1月〜3月)
・野村喜和夫氏

野村喜和夫氏
・高貝弘也氏
高貝弘也氏
・峯澤典子氏
峯澤典子氏

詳しくは投稿規定をご参照ください。皆様のご投稿をお待ちします。

日本現代詩人会とは

この会は日本の詩人の権益を団体的に守り、現代詩の普及発展のために協力し、国際的活動を推進し、詩人相互の親睦をはかることを目的としています。

「詩投稿 第3期」入選作品紹介
Topページに入選作の中から2篇ずつ公開します。

インソムニア
堀之内有華

 
なぜそらは青いのだろうなぜそらは、赤いのだろう
下校中のインソムニア、きみは
誰かに愛を奏上するつもりだ
カチューシャの跡をそのまま、光らせて
 
魂、
とんだ、
鳴き声をあげて
そらをとんだ
青くも赤くもないところ
 
アルトリコーダーの練習帳そしてダンゴ虫の絵本
すきなものを順にならべ
じょうずに呼吸する、インソムニア
なにになれるか
虹になれたら、きっといい
誰にでもわたれる虹がいい
 
誰かが
よんだ、
物語
のような、
原始
のような、
白いものえんえんと
とびかう
 
どうすれば願いがかなうのだろう
夜通し考えて
また目がさえている
きみは、
ねむっているよ、インソムニア
そらをみるときにずっと窓をとじている
  
もうそろそろ
いかなくては
このリコーダー
この本
耳をかすものがなくても、そこにありつづけるもの
 
楽しげに、
とぶ
ひゅうひゅうととぶ
ときどきくるりと旋回する
落ちることなど心配はなにひとつない
 
聞こし召せと
いのちをかけただいすきに捧ぐ
登校中にそらをみた
ただ青く、虹はやっぱりまだかからない

珠望
カリン

 
いつだったか 匂いが無かったから
みあげれば ひどく腐ってしまって
雪国の風にこわばるようにして
しぼむところをみてしまったから
こがねいろの季節はつい今朝のことだったはずで
それなのにいまはかじかんでいるのに
しわのあいだでわらっているところをみてしまったから
毛布の内で 冬を控えめに迎え入れてみる
あんなにほこっていただりあの花が
しょぼくれたオーガンジーの切れ端だった
ひかえめな秋明菊のことはいつのまにか忘れてしまっていた
いつになくよくしゃべる鳥たち
あれは つぐみ?
白い空気がやってくる
ぼろぼろのかかとを啄む
かわいた音で目が覚めた
色を思い出せないでいる

研究活動

詩界ニュース
詩界ニュース (2016年12月20日受まで)最終更新日 2017/2/11
催し・イベント
西日本ゼミナールin沖縄のレジュメについての訂正最終更新日 2017/1/15

日本現代詩人会刊行本


  • 資料・現代の詩2010

  • 国際交流ゼミナール

  • 2015現代詩

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