詩投稿結果発表

投稿数281作品。投稿者194人。多くの方にご投稿いただきありがとうございました。詩投稿第6期(7-9月)の選評および入選作をご紹介いたします。

詩投稿

H氏賞受賞者や日本現代詩人会の会員たちが詩編のアドバイスをいたします。

1期一人3篇までの投稿で、3ヶ月毎に選考し、入選作を選評とともに公開します。

第5期選者(4月〜6月)
・八木幹夫氏

八木幹夫氏
・杉本真維子氏
杉本真維子氏
・石田瑞穂氏
石田瑞穂氏

詳しくは投稿規定をご参照ください。皆様のご投稿をお待ちします。

日本現代詩人会とは

この会は日本の詩人の権益を団体的に守り、現代詩の普及発展のために協力し、国際的活動を推進し、詩人相互の親睦をはかることを目的としています。

詩祭の様子

「詩投稿 第6期」入選作品紹介
Topページに入選作の中から公開します。

水出し鬼茶――橘 麻巳子

 

中心に爪立てて下ろす片方を
貰う 弧線越しの発話
目を目で受けつづけるのが非礼
咎める手 伸び
生い茂る距離、発話は重なり
絡まり昇る 青天井
見上げる首に爪を下ろせば
途切れる反復、のちの発話は
方々白抜き
発する人は
空いた位置へと先回り
捲るわ、毟るわ、首の皮
一枚は背もたれに掛け
もう一枚は鬼のもの
貰った 皮 枯れなくても
溶けていく氷
茂る天井に咲きかけの花、見つけたりする

 

聞き耳――大野直子

 

LEDの電球の中に閉じ込められている
ちぢれた約束は
何千時間何万時間ものあいだ
神経を張りつめて
点り続けなければならないということ
異国の灯りよ
わたしは照らされるのでも 癒されるのでもなく
ただ聞き耳を立てる
おまえの小さな振動に
ささやきに
そしてじっと腰掛けるのだ
自分の知らない横顔となるまで

 

すれちがいざま
伝言でもするかのように低く飛んでいく鳩
その先の川沿いの木立には
首を折り曲げてフルートを吹く青年がいて
木陰は深い
冷たい銀色の管から紡ぎ出されるのは
木管のぬくもり
予想をあっさりとくつがえす
曲がった首
わたしは裏切られるのでも 期待するのでもなく
ただ聞き耳を立てる
川音にかき消されるために生み出される
ひたむきな音色に
わたしも首をかしげては
音を集める
息を拾う
透ける鼓膜を震わせて

 

カリッ
マスカットの果肉深くに埋め込まれた種
かすかな音が連れてきた
思わぬ苦みに
ほほえむ

研究活動

詩界ニュース
詩界ニュース(2017年9月30日受まで)最終更新日 2017/11/18
催し・イベント
現代詩ゼミナール(東日本)と新年会のご案内最終更新日 2017/12/30

日本現代詩人会刊行本


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