2部は、講演から。《言葉が詩の光を放つ時―具体的な作品にそくして》と言う題目で講師 河津聖恵氏による。先ず、和歌山県出身、「潮騒の画家」と云われる原勝四郎について、いかに素晴らしいか、熱く語った。光輝く南紀の海など、その風景に惹かれた。陽光の明るさ、その情熱のほとばしる絵の魅力は、従来の自身の作品をも反省させた。新詩集《新鹿》に影響しているという。詩の手法が、机上論的なところから、明るい太陽の下でのフィールドな作品へ、暗喩的表現が直喩も取り入れての自由な表現に変ってきたという。それは、「中上健次」の世界にも重なった原勝四郎だったかもしれない。と、生き生きと語る話に皆熱心に聞き入ったことでした。