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●第62回H氏賞
廿楽順治 「化車」   思潮社
●第30回現代詩人賞
杉山平一 「希望」   編集工房ノア

*授賞式は6月2日(土)午後1時より東京・飯田橋のホテルメトロポリタン・エドモントで開催されます。

●第62回H氏賞候補詩集
青柳俊哉 「球体の秋」       コールサック社
伊藤悠子 「ろうそく町」      思潮社
大野直子 「化け野」        澪標
河邉由紀恵「桃の湯」        思潮社
北島理恵子「三崎口行き」      ジャンクションハーベスト
北原千代 「繭の家」        思潮社
斎藤紘二 「海の記憶」       思潮社
廿楽順治 「化車」         思潮社
中井ひさ子「思い出してはいけない」 土曜美術社出版販売
野田順子 「うそっぷ」       土曜美術社出版販売
八柳李花 「サンクチュアリ」    思潮社

●第30回現代詩人賞候補詩集
秋山基夫 「薔薇」         思潮社
石原 武 「金輪際のバラッド」   土曜美術社出版販売
北畑光男 「北の蜻蛉」       花神社
國峰照子 「ドン・キホーテ異聞」  思潮社
白井知子 「地に宿る」       思潮社
杉山平一 「希望」         編集工房ノア
田村雅之 「水馬」         白地社
新延 拳 「背後の時計」      書肆山田
辺見 庸 「眼の海」        毎日新聞社
丸地 守 「乱反射考・死精」    書肆青樹社
三井葉子 「灯色醗酵」       思潮社
望月苑巳 「ひまわりキッチン」   砂子屋書房
林堂 一 「昆虫記」        編集工房ノア

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◇第62回H氏賞選考委員
長嶋南子、望月苑巳(以上理事)、宇佐美孝二、斉藤貢、柴田千晶、杉本真維子、水島英巳
 
 
◇第30回現代詩人賞選考委員
以倉紘平、葵生川玲(以上理事)、原田勇男、片岡直子、鈴木ユリイカ、鈴村和成、中本道代
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日本現代詩人会
会長 新井豊美
 
現代詩人賞は故澤野起美子氏の資金提供により一九八三年に創設されました。選考基準は「中堅以上のすぐれた詩集を広く社会に推奨することを目的とする。」と規定され、賞金五十万円及び記念品は「公益信託現代詩人賞澤野起美子基金」から提供されているが、二〇〇七年度から同基金に、桃谷容子記念基金より二千五百万円が充当され、運営されることになりました。なお、H氏賞は故平澤貞二郎氏の資金提供により一九五一年に創設され、「新人のすぐれた詩集を広く社会に推奨することを目的」とし、賞金及び記念品
は「公益信託平澤貞二郎記念基金」から提供されています。両賞はともに本会の会員・非会員を問わず選考対象とされ、選出されます。また、受賞詩集は本会が買い上げ、全国主要図書館並びに文学館等に寄贈する。(本年度もそれぞれ六〇余冊を送付。)
▼現代詩人賞選考委員の委嘱は、二〇一〇年十月の第三回理事会で七氏の選考委員と選挙管理委員二名の候補推薦をし、後日各候補者の内諾を得て決定した。委員は以下の通り
投票管理委員 奥重機・植村秋江
現代詩人賞選考委員
井奥行彦 大橋政人 こたきこなみ(*) 斎藤正敏(*) 高貝弘也 たかとう匡子 藤富保男
(氏名はあいうえお順*は理事)
▼対象詩集の要件その他
投票開票要領、日時場所、投票管理委員(奥重機・植村秋江)両氏の立会いはH氏賞と同様。今年度の投票状況は昨年度を若干上まわる結果となった。今後とも会員諸氏の積極的な投票参加をお願いしたい。
会員総数九九八名、投票率は三六・七七%。会員投票による候補詩集は二位と八位が同数のため、次の通り九冊となった。
①水野るり子『ユニコーンの夜に』(土曜美術社出版販売) 30票
②北岡淳子『鳥まばたけば』(土曜美術社出版販売)16票
③岡 隆夫『川曲の漁り』(砂子屋書房)  16票
④高垣憲正『春の謎』(土曜美術社出版販売)  14票
⑤山本みち子『夕焼け買い』(土曜美術社出版販売)13票
⑥井坂洋子『嵐の前』(思潮社)  12票
⑦貞久秀紀『明示と暗示』(思潮社)  10票
⑧粕谷栄市『遠い川』(思潮社)  9票
⑨高田太郎『雷魚』(土曜美術社出版販売)  9票
以上の詩集を会員投票候補として、理事会から選考委員会に申し送った。
以下次点として八票同数で、樋口伸子『ノヴァ・ス現代詩人賞選考委員コティア』(石風社)、三井葉子『人文』(編集工房ノア)、清水惠子『駄駄』(思潮社)があった。
▼第一回選考委員会には委員全員が出席し、互選により井奥行彦氏が選考委員長に選ばれた。続いて選考委員推薦詩集の検討を行い、討議の中から次の三冊が候補として追加された。
嶋岡晨『愉しい人生の草野球』(書肆青樹社)
中江俊夫『伝言』(思潮社)
相沢正一郎『テーブルの上のひつじ雲 テーブルの下のミルクティーという名の犬』(書肆山田)
▼第二回選考委員会
以上の候補詩人に受賞の諾否を確認した結果、全員了解の旨が山本担当理事より報告され、最終選考に入った。冒頭、井奥委員長より委員推薦の三冊を加えた十二冊の詩集を選考対象とする確認があり、各選考委員より対象詩集への感想を述べあう討議に入った。その後、各委員による五冊の推薦詩集の絞込みを行なった結果、八冊(水野、高垣、井坂、貞久、粕谷、嶋岡、中江、相沢)の詩集が残り、次の段階で三冊の推薦の絞込みを行なった結果、三冊(高垣、貞久、粕谷詩集)が同点の四票を得たので、この三冊の中から一冊を選ぶこととし、投票の結果、高垣三票、粕谷二票、貞久二票となった。この投票を遵守するかたちで、委員全員が高垣憲正氏の『春の謎』を第二十九回現代詩人賞とすることに決定した。
 
(文責・理事長 八木幹夫) 
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今年度は第六十一回H氏賞を迎える。
歴史あるH氏賞は新人のすぐれた詩集を広く社会に推奨すること、対象となる詩集は前年の一月一日から十二月三十一日の間に発行され、奥付にその期間中の発行年月日を日付として持つ詩集、とH氏賞選考基準に明記されている。また対象詩集が自著三冊以内であることを条件とされている。
さて、今年度第六十一回H氏賞の選考委員は次の七氏に委嘱することが理事会で決定している。阿賀猥、新井高子、岩木誠一郎、※菊田守、※北畑光男、細見和之、山田隆昭(五十音、敬称略、※は理事)。これを受けて、二〇一一年二月三日、午後二時より早稲田奉仕園にて、奥重機、植村秋江両氏の投票管理委員立会いのもとで、開票と集計作業が行なわれた。
会員投票による候補詩集は次の通りになった。
渡辺めぐみ『内在地』(思潮社)37票
万亀佳子『夜の中の家族』(花神社)10票
新井啓子『遡上』(思潮社) 8票
おぎぜんた『アフリカの日本難民』(コールサック社)8票
渋谷卓男『雨音』(ジャンクション・ハーベスト)8票
塚越祐佳『越境あたまゲキジョウ』(思潮社) 8票
彦坂まり『夜からの手紙』
(土曜美術社出版販売)8票
石川厚志『が ないからだ』
(土曜美術社出版販売)7票
宮尾壽里子『げっ歯類の憂鬱』(書肆青樹社) 7票
これをふまえて二月八日、第一回選考委員会が早稲田奉仕園で午後三時より開かれた。まず互選により山田隆昭氏が選考委員長に推され、会員投票による理事会承認の九冊に、選考委員が推薦する詩集一冊を加えた計十冊を、今回のH氏賞候補詩集とした。
選考委員推薦による候補詩集は次の一冊。
髙木敏次『傍らの男』(思潮社)
このようにして、今年度H氏賞候補詩集は十冊と決定した。詩集担当理事はこれら対象詩集がそれぞれの詩人にとって三冊以内であることの確認の電話をした。対象者の一人はアフリカ、一人はアメリカに滞在中であったこともあり確認の時間がかかったものの、全員が三冊以内であることを明確にした。次いでH氏賞候補になることの承諾書を送付し、全員から承諾書が返送されてきた。
第二回選考委員会が三月五日、午後一時三十分より早稲田奉仕園で第一回選考委員会と同じく全員出席のもとで行なわれた。席上、対象詩集の承諾書が揃い、賞決定の際の辞退者はいない旨、担当理事から報告がされたあと、選考に入っていった。山田選考委員長より、委員一人一人が候補詩集のなかから推したい詩集を、その理由を付して選定していった。その結果、渡辺詩集、おぎ詩集、渋谷詩集、塚越詩集、石川詩集、髙木詩集が残り、さらに検討、議論を重ね、深めていくために委員が三冊以内にしぼりこみ、残った詩集が髙木詩集、渡辺詩集、渋谷詩集、石川詩集、おぎ詩集となった。この詩集をさらに検討、議論百出しながら活発に意見を重ねていった結果、渡辺詩集、髙木詩集の二冊が残った。 この二冊の詩集の良いところ、足りないところなどさらに意見を出しあい、議論しつづけた結果、選考委員全員で髙木詩集を第六十一回H氏賞詩集と決定した。
今回の選考は他の賞に決定している詩集でも何らそれに拘束されることはないという前提のもとで選考に入っていること、最終決定は投票ではなく議論のなかでつめきって来たことを付記しておく。
受賞の決定は、現代詩人賞とともに選考終了後、ただちに本人に知らせると共に、FAXで報道関係、詩書出版社などに連絡をした。翌三月六日に各新聞社紙面に報道された。
(文責 詩集担当理事 山本十四尾)
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第29回現代詩人賞 高垣憲正氏
第61回H氏賞 高木敏次氏

2011年3月5日午後1時から、東京・早稲田奉仕園セミナーハウスで開催の選考委員会において、日本現代詩人会の詩人賞・H氏賞が決定いたしましたのでお知らせします。
なお、授賞式は5月15日(日)午後1時から、東京・飯田橋のホテル メトロポリタン エドモンド(〒102-8130 東京都千代田区飯田橋3-10-8 TEL 03-3237-1111)で行われます。
 

◆2011年度第29回現代詩人賞
高垣 憲正(たかがき・のりまさ)
詩集『春の謎』
《略歴》
1931年9月2日生
広島大学卒業
詩集は他に5冊

選考委員
こたきこなみ 斉藤正敏 ◎井奥行彦 大橋政人 たかとう匡子 高貝弘也 藤富保男
(◎印 選考委員長)


◆2011年度第61回H氏賞
高木 敏次(たかぎ・としじ)
詩集『傍らの男』
《略歴》
昭和43年6月2日生
釧路公立大学卒業
第一詩集

選考委員
菊田 守 北畑光男 阿賀 猥 新井高子 岩木誠一郎 細見和之 ◎山田隆昭
(◎印 選考委員長)
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